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おはようございます!コートを着るのは12月になってから、と心に決めている、ヒロ☆税理士でございます!
さて、マクロ経済的な視点の本を久々に読んでみました。こういった視点で物事を考えることはつくづく大事だ、と考えています。
人口減少と少子高齢化で今後の日本がどうなるか、というのを的確に分析した内容となっています。ここまで見通しは悪いのか、、、と気持ちが暗くなってしまうほどの内容です。笑
2015年発表の国勢調査で1920年以来初の人口減少。2016年に年間出生数が初めて100万人を割ります。
人口は2017年の約1億2653万人が、約50年後の2065には約8808万人となり、100年後には5060万人に。さらに、200年後には1380万人に、、、と激減。
直近では『2025年問題』があるようです。団塊世代が75歳以上になることによる社会保障給付費の膨張に加えて医療機関や介護施設が不足。
キリないですが、知っておくべきポイントを以下に挙げていきます。(あまり暗くならないように!笑)
〇今後の日本の高齢社会とは、『高齢者』の高齢化が進でいく社会でもある。企業などが即戦力として期待するような比較的若い高齢者(65-74歳)は徐々に減っていく。
〇2018年以降、18歳人口の減少により、国立大学ですら倒産の危機へ。
〇出生比率が少々改善したところで、子供の数は増えない。理由は、未来の母親となる女児の減少。
〇2021年以降、団塊ジュニア世代の介護離職が大量発生。
〇人口減少なのに世帯数は増えている。原因は平均寿命増加による独居老人の増加と未婚率の増加。
〇少子高齢化が進むのは今後は、大都市圏から。
〇2027年以降、輸血用の血液すら不足する。
〇総世帯数は2019年の5307万世帯でピークを迎え、その後は減少。全国の住宅の3戸に1戸が空家になる。
〇2039年には年間死亡者数はピークを迎え、深刻な火葬場不足に陥る。
〇2040年以降、自治体の半数が消滅の危機に。
〇日本では農業就業人口の減少により、耕作放棄地が増加。一方で世界は人口爆発の趨勢にあり、地球レベルでの深刻な食糧不足となる。日本は食料輸入に頼らざるを得なくなる。(さらに深刻なのは水。日本は実は水の輸入大国。)
〇2065年以降は外国人が無人の国土を占拠する社会になる。(現在の居住地域の約20%が誰も住まない土地になってしまう。)自衛隊も不足する。
・・・と、まあ沢山ありますね。。
上記の課題を解決していくための『キー』は、AIや外国人労働者、高齢者、女性、等です。しかしAIもその効果は限定的で、そんなに甘くないようです。
実に気分が暗くなりそうですが(笑)、個人的にはオススメの図書です。
出来れば全世代の方が手に取って読んでみてほしいと思います。
大切なのは、現状を見つめて『どういった課題があるのか?』をしっかり見て分析すること、です。
一人一人が今後の日本の未来を明るい方向に変えていくべく、現状を打開しなくてはなりませんね。
出来ない理由を述べても時間の無駄で意味がない。『出来る方法』を考えてみましょう!
と、いうことで11月も今日で最期。気合入れて頑張りましょう!