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おはようございます!一年中鼻づまり気味の、ヒロ☆税理士でございます!
さて、今さらながら、ですが、PDCAに関する基本書を一冊、しっかりと読み込んでみました。
非常に読みやすい本ですが、それでも内容がぎっしりと詰まっており、文句なくオススメの一冊。
特に響いた箇所をまとめると、、、
▼うまくいかない会社には、CとAがないことが多い。PD、PDの繰り返し。検証すらしない。これはPがダメになっているのが原因。
▼『計画』と『計画らしきもの』の違い。PDCAにおける『計画』とは、目標を達成するために、何を・誰が・いつまでに・どうやって・実行するのか、が見ていなければならない。一方、『計画らしきもの』には、『何を』と『いつまでに』はあっても、『誰が』と『どうやって』がほとんど明らかになっていないのだ。まずは、計画そのものを作れていないという事実に気づくべし!
▼目標と目的は全くの別物。『目的』とは、ずっと追いかけ続けるものであり、目標ほどの明確なゴールはないので、ずっと求め続けるもの。目標を達成することが目的である、というわけでもない。『目標』は常に続くもの。1つの目標を達成したら、また次なる目標が立てられ、その目標に向かって頑張り続けられるわけで、そこに終わりはない。なでしこジャパンの目標はオリンピックのメダル等だが、目的は、女子サッカーをメジャーなスポーツにすること。
▼マネジメントというと『管理』することのように思われがちだが、現実に照らし合わせると、マネジメントとは、『やりくり』することだと考えるべき。5Sを徹底している会社はすべからく強いもの。
▼手段の目的化、が計画をダメにする。まず、計画は何のために作るのか?計画は目標を達成するために作る。目標は、目的に向かっていくためにクリアすべきもの。よって、目標には、売上目標、利益目標、といった数値で表せるものもあれば、給与評価制度を作る、業務マニュアルを作る、教育体系を整備する、システムを構築する、といったように、会社として整備していくこと、を表す場合もある。すべての目標は、目的に向かっていくためにクリアすべきものだということを忘れてはいけないのだ。つまり、目標はあくまで手段なのだ。目的=ビジョン達成を見失ってはいけない!
▼現状の振返りがスタート地点。身の丈にあった計画づくりをすべし。通常業務がある前提で、計画を立てるべし。どんな会社であれ、ビジネスを成立させるためにやらなければならない日々の業務は既に存在している。しかも、ほとんどの会社はおそらくギリギリの人数で仕事を回しているでしょう。だからこそ、計画は現状の振返りからスタートするのだ。
▼『想定外』は起きて当たり前。ありえないことにも準備はしておく。想定出来ないのに頭に入れておく、、、、と言われても少し難しいのでは?ここで理解すべきなのは、人は想定外の事象がふりかかってくると、そのことに気を取られ、やらなければならない大切なことを置き去りにしてしまう傾向があるということ。だからこそ、想定外にもしっかり対策を練っておくことが大事。
▼限りある有効資源を有効活用すべし。戦略を策定するときに、最終的に落し込まなければならないのは、『資源配分』である。『限られたメンバーを効率的かつ効果的に動かすことでチームの生産性を最大化すること。』である。『ヒトが少なくて仕事が回らないから、もう少し増員してほしいのですが、全然上司が耳を貸してくれない』という愚痴に対しては、『人を増やしたらどれだけ利益を上げられるのかさえ示せばいいのでは?』と投げかけると、押し黙ってしまうことが多い。自分で仕事をやった方が早いから、と抱え込んでしまうリーダーは×。リーダーに課せられている使命は、その限られた資源で最大の成果を上げることであり、それには部下育成が不可欠だ。マネジメント=部下育成。
個人的には耳の痛い部分もありますが、是非来年はこれをしっかり日々のマネジメントに活かしていこうと思います。改めて読み返すと、本当にいいことが書かれていますね。
経営って、何か特別にすごいことをしなければならない、という性格のものではない、と考えています。要は、『本当に基本的な、地味なこと』の繰り返しなんですね。どれだけコツコツと積み上げていけるか、で勝敗が決まる。
と、いうことで今週も気合入れて頑張りましょう!