立つ鳥跡を濁さず。

税理士業界ではなく、社労士の資格を取得してプロとして自信を持って頑張っていきたい！とのことで１年前に残念ながらうちを離れて違う業界へ。

驚いたことにあっという間に資格合格を果たして、今は社労士事務所にて修行中とのこと。かなり集中して必死に努力されたのでしょう。非常に嬉しく思いました。

士業として将来は独立開業を目指したいとのことなので、私のこの11年半の事務所経営経験に基づいたアドバイスを精いっぱいさせて頂きました。

〇給与計算や助成金などの誰もが嫌がる分野での活躍を目指すか？就業規則や人事制度構築、労務コンサル系のやや高度な付加価値の高い分野での活躍を目指すのか？ある程度は方向性を決めるべし。

〇実務スキルも大事だが、開業して一番先に必要となるのは営業力。飛び込み営業でも、知人営業でも、交流会参加でも、なんでも貪欲に挑戦してみるべし。いつ、どんな時に誰がお客様になるか、はわからない。思わぬところでお客様になってくれる人が現れるもの。まだまだ士業の世界では営業が苦手な人が多いため、他とは違うひと工夫をすれば優位に立てる可能性あり。

〇『客層』というものも非常に大事。客層が事務所のカラーとなる。特に助成金案件ではグレーな処理を求められることも多いので、要注意！開業時のしんどい時に飛びついてはいけない。

〇労務のプロであるのは当たり前のことであるが、一番大事なのは『お客様である中小企業経営者の気持ちを真の意味で理解して、寄り添える存在となること。』

〇仕事を楽しむこと。

退職したメンバーの中には、色々と問題がある辞め方をして顔を出せないようなメンバーも沢山います。その一方で、こうやって定期的に元気な顔を出してくれるメンバーもいます。

顔を出せるかどうか、というのはある意味その人の生き様を表すのかもしれませんね。

業界は違えど、隣接する業界で頑張るとのことなので、またちょくちょく助言をしていこうと思いました☆

今週も気合入れて頑張りましょう！