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業績が良く財務体質が強い会社ほど、自社株の評価額(相続税や贈与、譲渡の際の基準となる価値)が跳ね上がり、将来の相続税負担が激増するリスクがあります。何がどう変わるのか、わかりやすく整理しました。
中小企業のオーナー社長は「会社の代表」であると同時に、自社の「株主」でもあります。 未上場企業の株であっても、目に見えない資産(金銭価値)として扱われるため、社長に万が一のことがあった際には相続税の課税対象になります。
すぐに現金化できないのに、高い評価がつくと多額の相続税が発生する
対策を怠ると、後継者が相続税を払えず事業継続が困難になる
生前贈与や売却をするにしても、贈与税や所得税・住民税が重くのしかかる
このように、自社株の評価額が高くなりすぎることは、事業承継における最大の壁の一つとなっています。
現在、非上場株式の評価には主に以下の2つの方法が使われています。
類似業種比準方式:同業種の上場企業の株価や配当・利益・純資産を基準に計算(比較的評価が低くなりやすい)
純資産価額方式:会社の資産から負債を引いた正味の財産価値で計算(時価ベース。評価が高くなりやすい)
従業員70人以上の大会社などは「類似業種比準方式」を使えるため、純資産価額と比べて株価が約4分の1程度まで抑えられるケースがありました。
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さらに、これまでは決算前に一時的な損を作ったり(生命保険やオペレーティングリース等の活用)、配当を抑えたり、従業員数を調整したりすることで、意図的に株価を大幅に引き下げてから後継者へ贈与・売却する節税テクニックが横行していました。
国税当局はこの「会社の規模による格差」や「過度な節税スキーム」を是正するため、本気でメスを入れることを決定しました。
現在進められている改正案のポイントは以下の通りです。
類似業種比準方式を廃止する方向 株価が極端に低くなりやすかった類似業種比準方式を見直し、帳簿上の純資産をベースにする方向で調整されています。
単年度の損で評価を下げられない仕組み(残余利益方式などの検討) 直近1年の利益を一時的に圧縮する手法を防ぐため、将来数年間の収益力(残余利益)を加味して評価する方式が議論されています。
高収益・大規模・好財務の会社:これまで使えた評価引き下げ手法が使えなくなり、株価が大きく跳ね上がる可能性があります。
小規模な会社:制度設計によっては、逆に評価が下がる・据え置きになるケースも考えられます。
ルールが正式に変更される前に、経営者・後継者として以下の準備を早めに進めておくことが重要です。
現行ルールでの自社株評価・相続税の試算を行う まずは顧問税理士などに依頼し、現時点で社長個人の資産(現金、不動産、自社株など)にどれくらいの相続税がかかるのか現状把握を行いましょう。
事業承継の具体的な計画(タイムライン)を立てる 「いつ、誰に、どのような形で(生前贈与・売却・M&Aなど)」会社を引き継ぐのかを明確にします。
改正後の影響をシミュレーションする 今後発表される新ルールをもとに株価がどう変動するかを試算し、株価が急上昇しそうな場合は現行ルールのうちに承継を進めるなどの判断が必要です。
自社株は不動産と同様に「すぐには換金できない資産」だからこそ、事前の準備が命運を分けます。詳しい背景や具体的な計算の仕組みについて知りたい方は、ぜひ詳細動画もチェックしてみてください!
動画タイトル:【悲報】自社株の評価見直しで節税終了!?中小企業の事業承継がさらに大変になる理由を徹底解説

