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おはようございます、新規のお問い合わせがあり、お邪魔してみると何と弊社と同じビルに入居されている会社さんだった、ヒロ☆総合会計事務所 代表・田淵です!
少し間が空きましたが、オープンブック・マネジメントについての続き、シリーズ4です。
本日は社長と従業員の間の“意識の差、ギャップ”についてお伝えしたいと思います。
なぜこういったミゾが発生するのか?それには以下のような理由があります。
①立場や責任感の重みの違い
②情報量や視野の差
③コミュニケーション不足
④相反する利害関係
今日は上記①についてピックアップしてご説明しましょう。
①立場や責任感の重みの違い
社長は命懸けで事業を営んでいます。自分自身の生活だけではなく、社員の生活もかかっているわけで、そんなプレッシャーから、どうしても何事もシビアに考えがちになります。その一方で、そういった立場にない社員にはそれがいまいち理解できません。“覚悟”のレベルが違うわけです。
さらに、“日頃意識している財布の大きさの違い”もこういったギャップを引き起こす原因になります☆
経営者の皆さんは、自社の財務状態は当然ある程度把握されているはずです。毎月試算表を見たり、決算時に決算書には目を通すはずです。また、自分の家計の状況についてもある程度は把握されているでしょう。
しかしながら、自分の業界団体(私であれば税理士会)の財務状態がどのような状態になっているか把握していいるでしょうか?
自分の所属する地域社会、地方公共団体の状況はどうでしょう?
さらに国の財政はどうでしょう?世界の財政状況はどうでしょう?
それなりに把握はしていますが、その財務状態を改善するために必死になっているということはほとんどないでしょう。
要するに、自分が日頃意識しているサイフ(=会社)より大きなサイフ(=地方公共団体、国、世界)についてはあまり関心がないということ。
これを従業員の立場で置き換えてみると、自分が日頃意識しているサイフ=家計・自分の小遣いということになり、それより大きなサイフ(=会社)についてはあまり必死になって考えることはない、ということになります。
このあたりは②③④とも絡んでくるテーマですので、次回②③④と一緒にまたご説明したいと思います。
と、いうわけで今日は金曜日。繁忙状態が続きますが頑張っていきましょう!